京都成章がOBらの支えを力に、9年連続15度目の花園切符を手にした。
雨中での決戦。湯浅泰正監督(58)は「雨なので点数は動かないと思っていた」と振り返った。
立ち上がりはトライまで、あと1歩の土俵際で、両軍がお互いに粘りを見せて、静かな展開が続いた。
均衡を破ったのは前半17分。相手のオフサイドの反則から得たPGで3点を先制すると、続く同23分にNO8森山飛翔(つばさ、3年)のトライで10-0に引き離した。その後も着実に得点を重ねて、歓喜のホイッスルを迎えた。
トライを決めた森山は「点が動くと流れが入ってくる。ファーストトライは取りたかった」と振り返った。
湯浅監督は「うちのFWは強いです。自慢のFWです」とたたえる。
昨年から「成章プロジェクト」と銘打って、卒業生の日本代表フッカー、坂手淳史選手(29=埼玉)やSO清水晶大(27=豊田自動織機)を中心に、OBが攻撃面を指導してきたという。
湯浅監督は「ディフェンスの成章と言われていたが、2人が中心になって、さらにアタッキングラグビーを(強化して)、新しい文化をつくりましょうよと(言ってくれた)」と話す。
オフを利用して指導に当たってくれたといい、「(私は)ほとんど今年はアタックは教えていない。逆に勉強することばかり。反省と感動ですよ」と感謝を込めた。
指揮官が「今年は本当に自信がある」と話すチーム。森山は「今年のチームは1年間、同じことをやってきた。かけてきた時間が自信になる」と胸を張る、20年度大会は、花園で準優勝。攻撃力を武器に、悲願の初優勝を目指す。


