男子バスケットボールの開志国際(新潟)がインターハイ(25~30日=北海道)で18年以来2度目の優勝を狙う。第1シードのV候補校にはゲームを活性化させるシックスマンのPG清水脩真(2年)が故障から復帰。盤石の陣容が整った。新田(愛媛)と広島皆実の勝者との初戦(2回戦、26日)から昨年準優勝のリベンジも開始する。

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PG清水の持ち前のスピードがコートでよみがえった。貴重なシックスマンが練習に帰ってきた。強度の高い対人プレーは13日から再開。「速く走った時に感じる風が楽しい」と言う。4月に右足第5中足骨の疲労骨折が判明し、5月18日に手術。県総体、北信越総体の出場を回避して回復に努めてきた。だからこそ、インターハイへの思い入れは強い。「先頭を切ってディフェンスし、速攻につなげたい」と話した。

富樫英樹監督(61)は「流れが悪い時にポンッと出して、流れを変えてくれる」と清水を評した。初優勝した昨年12月のウインターカップは全試合途中出場し、体を張ったディフェンスでチームを勇気づけた。指揮官は「1年生(当時)2人で、昨年のウインターカップは勝った」と決勝の4連続3点シュートで存在感を見せたPG平良宗龍(2年)と同等に、清水をたたえる。

清水が、富樫監督にいつも言われているのは「オフェンスは富樫勇樹(29=千葉J)に、ディフェンスでは河村勇輝(22=横浜BC)になれ」。大きな期待に応えるため、リハビリ期間中にスタミナアップをはかった。5秒のインターバルを挟んで15秒間全力でこぐバイクトレーニングで心肺機能を鍛えた。目標は全国3冠。最初の1冠獲得へギリギリ、間に合った。

準優勝した昨年のインターハイは大会中に左膝をひねり、福岡第一との決勝は出番がなかった。「優勝できなかった悔しさと、(決勝に)出られなかった悔しさがある」と2つの悔しさが清水のパワー源だ。「決勝まで無風」とまずは1冠獲得に自信を見せる富樫監督が「今やっているバスケットを強力にしていく」と話したのは、復帰した清水の存在が頭にあるからだった。【涌井幹雄】

◆清水脩真(しみず・しゅうま)2006年(平18)6月6日生まれ、千葉市出身。バスケットボールは都賀小1年から院内MBCで始める。椿森中3年で国体の千葉県少年選抜メンバー入り。PG(ポイントガード)。165センチ、54キロ。血液型B。

◆全国3冠 「インターハイ」(7月)と、全国の強豪8チームが出場する「U18トップリーグ」(9~11月)、「ウインターカップ」(12月)。