伊藤美誠(22=スターツ)が同学年の平野美宇(23=木下グループ)との“みうみま”対決を制した。

フルゲームの末に4-3で下し、同日午後7時開始予定の早田ひな(23=日本生命)との決勝へ進出。先月18日のTリーグ・ノジマカップ決勝で平野と対戦した際は、フルゲームの末に敗北したが、約1カ月ぶりの再戦でリベンジを果たした。

第4ゲーム(G)終了時で1-3とリードを許す中、第5Gを11-4、第6Gを11-9と連取。後がない状況から追いついた。

最終第7Gは6連続得点を許し、6-9と追い込まれたが、ここでも相手のフォア側へ切り込んだ。8-10とマッチポイントを握られながらも、4連続得点で逆転勝利。スタンドからの「美誠ちゃん!」というエールにも笑顔で応え、澄んだ表情で引き上げた。

伊藤は臀部(でんぶ)などを痛めていた影響もあり、1月の日本選手権で8強入りを逃すなど、今年前半は調子が上がらない時期が続いた。ただ、5月の世界選手権(南アフリカ・ダーバン)シングルスで8強に入ったことで、選考レースの順位を7位から3位へと押し上げた。先月のノジマカップでも早田を4-3で下すなど、本来の姿を取り戻しつつあった。

今大会は24年パリオリンピック(五輪)の選考を兼ねており、伊藤は大会前の時点で選考レース3位。首位の早田、2位の平野も4強入りしたことで、今大会で順位が繰り上がる可能性はなくなったが、着実にポイントを積み上げた。

パリ五輪選考レースは24年1月まで続き、上位2人をシングルス代表に選出。団体戦出場枠を獲得できた場合、残り1人の代表はシングルスで選出した2人とダブルスが組め、団体戦での活躍が期待できる選手に決定する。

◆今大会の獲得ポイント

〈1位〉100点/〈2位〉90点/〈3位〉80点/〈4位〉70点/〈5位〉60点/〈6位〉50点〈7位〉40点/〈8位〉30点/〈16強〉20点

◆大会前のパリ五輪選考レースの獲得ポイント(女子上位4人)

〈1位〉早田ひな(497・5点)/〈2位〉平野美宇(312点)/〈3位〉伊藤美誠(275・5点)/〈4位〉木原美悠(228点)