競泳の日本代表選手らが、交流サイト(SNS)などで強化体制に不満の声を上げていた問題で、日本水連は15日、都内で選手やスタッフによるミーティングを開いた。

先月末まで福岡市で開催された世界水泳に出場した選手約40人のうち約半数がリモートを含めて出席。東京オリンピック(五輪)代表の池江璃花子(23=横浜ゴム)、東京五輪で2個の金メダルを獲得した大橋悠依(27=イトマン東進)、世界選手権8大会連続出場の入江陵介(33=イトマン東進)らが姿を見せた。

終了後に囲み取材に応じた日本水連の梅原孝之競泳委員長は、今回のミーティングは選手の話を聞くことが主体だったと会合の意図を説明。「私の反省は、一番はコミュニケーションが足りなかったこと。言葉の不足で起こった。意思の疎通がちゃんと取れてなかったというのが、不満を持たせてしまった原因だと思うので、そこに関しては反省をしなきゃいけない」と話した。

選手側からは、合宿の回数が減っていることに対して不満が出たという。「正直に言うと東京五輪前後ではちょっと差がある。お金の問題はもちろんある」としつつも、「合宿の内容を一緒に考えたりすることができる。今ある環境でどうできるか」と今後の改善点を挙げた。

また、数々の五輪メダリストを育て、9~10月の杭州アジア大会にもコーチとして参加予定だった平井伯昌氏(60)が辞退届を提出した問題について、金子日出澄副会長兼専務理事は「その話については具体的にはしていない」と説明。その上で、「水連としては、辞退を受理してJOCと調整している段階。今日のところで責任どうこうという話はしていない」と話した。

日本水連は今後も同様なミーティングを定期的に開催し、選手との積極的なコミュニケーションを図る。

パリ五輪へは1年を切った。早急な立て直しが求められている。