日本の故郷に錦を飾る。Wリーグ・アランマーレ秋田は9日、秋田市内で11、12日の日立ハイテク戦に向けて調整した。
セネガル出身のニアン・ンディ・クンバ(24)は一関学院(岩手)で高校時代を過ごし、日本経大(福岡)を経て昨季加入。2季連続となった岩手・一関市での凱旋(がいせん)試合で、成長した姿を披露する。
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身長190センチのクンバが特別な思いでプレーする。一関市で開催された昨季の3月4、5日シャンソン化粧品戦。第1戦は5得点5リバウンド。だが、チームは大敗。試合後のインタビューでは「後輩たちにいいバスケットを見せたかった」と悔しさのあまり、声を詰まらせた。第2戦はわずか1分の出場。それだけに今回の試合に向けて「ゴール下のシュートを決め、高さを生かしてリバウンドをしっかり取る。しっかり守って、ディフェンスリバウンドを取りたい」と力を込めた。
中学3年から競技を始め、同市は日本で最初に過ごした土地。一関学院1年時は環境の変化になじめず、「帰りたいと思った時が多かった」という。それでも、好きな日本語である「あきらめない」心を持ち、周囲の支えを受けながら生活。バスケットや人との接し方などを学び、日本語も着実に上達した。日本経大卒業後は秋田での生活が始まり、麺類が好物になった。
昨季はコンディション調整による欠場もあったが、今季は全試合出場。「いいプレーを見せて、みんなにうまくなったと思ってもらえるように。チームが勝つためにできることをやって、ファンの方に喜んでもらいたい」と活躍を誓った。小嶋裕二三ヘッドコーチ(56)は「攻守の細かいルールをきっちり遂行しながら、ゴール下での得点に絡んでほしい」。指揮官の期待に応え、今季は笑顔で勝利を報告する。【相沢孔志】
○…大卒2年目の奥村鈴(23)が、攻守で存在感を見せる。開幕から消極的なプレーが目立ち、出場時間は数分と限られたが「どこかで変わらなきゃいけない」。ホーム山梨戦で奮い立ち、5日は今季最長15分の出場で、チーム最多12得点をマークした。日立ハイテク戦でもディフェンスから流れを呼び込み、「自分たちのオフェンス、ボールを止めないでリングにアタックしたい」と力を込めた。


