24年パリ五輪(オリンピック)シングルス代表選考レースで3番手につける伊藤美誠(23=スターツ)が涙を流した。

初戦は出雲美空(サンリツ)に苦しみながら4-3で勝利。だが、準々決勝で張本美和(木下アカデミー)に2-4で敗れ、5~8位決定戦で五輪選考レース2番手の平野美宇(木下グループ)に0-4で屈した。五輪シングルス代表2枠を争う平野に差を広げられる形となり「自分の中では頑張りたいけれど、頑張れない部分が苦しかったです。声を出して応援してくれている方もいて、後押しされて『頑張ろう』と思っても、乗り切れない感じがした。(1回戦、準々決勝と比べて)0-4で負けても一番苦しかったです」と平野との一戦を振り返った。

7月に行われた第5回代表選考会では準決勝で平野を破り、準優勝と躍進した。今回が選考会は最後となっており「選考会で成長する部分もありながら、選考会でボロボロになっていく自分もいて…。大会ごとに変わるんですけれど『つらい』『苦しい』の方が強い。何とか乗り越えて前回は2位までいったりして、いろいろな思いをした選考会でした。80~90%やられた感じがする。自分の中ではどんな相手でも、どういう選手でも同じポイントになっているので、そこはやっぱり最初から頑張ってきた早田(ひな)選手とか(この時期に)1位でいられることは、すごく大事だなと思います」と振り返った。

伊藤の五輪選考会は26日の7~8位決定戦で終了する。国際大会で中国トップ3選手に勝利した場合や、Tリーグでの勝利ポイントも設けられているが、大きな加算が見込めるのは、24年1月の全日本選手権を残すのみとなる。【松本航】

◆パリ五輪選考ポイント上位(11月19日時点)

<1>早田ひな(700・5点)

<2>平野美宇(436点)

<3>伊藤美誠(411・5点)

<4>木原美悠(274点)

<5>佐藤瞳(232点)

<6>張本美和(230・5点)

<7>長崎美柚(208点)

<8>芝田沙季(185点)

◆第6回パリ五輪代表選考会加算ポイント

1位…100点

2位…90点

3位…80点

4位…70点

5位…60点

6位…50点

7位…40点

8位…30点

16強…20点

32強…10点

◆全日本選手権(24年1月)加算ポイント

1位…120点

2位…100点

3~4位…80点

5~8位…50点

16強…20点

32強…10点