7月26日のパリオリンピック(五輪)開幕まで、6日で50日前となった。各競技で続々と代表内定選手が発表される中、注目を集めるのが団体球技だ。日本は全7競技で出場権を獲得。自国開催を除けば1932年ロサンゼルス五輪以来、92年ぶりの快挙となる。現時点で五輪切符を得た各競技の注目選手を紹介するとともに、全ての団体球技出場につながった背景をひもとく。

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3大会連続6度目・バスケットボール女子 町田瑠唯(31=富士通)

21年東京五輪銀メダルの立役者が、日本代表に帰ってくる。自身初となるWリーグ制覇の勲章を胸に、再び強化合宿に参加中。「パリ五輪に出たい気持ちは強い。コンディションを整え、まずはケガのないようにしたい」。海外挑戦や負傷の影響で、日の丸のコートからは長らく遠ざかっていた。だからこその慎重な口ぶりに、覚悟がにじむ。

東京五輪は、準決勝フランス戦で五輪記録となる1試合18アシストをマークするなど、司令塔として大活躍。しかし3大会連続出場が懸かるパリについては、「正直、東京五輪が終わった後は考えていなかった」と明かす。それでも22年のWNBA挑戦をへて、気持ちに変化が芽生えた。「チームメートから『どうして代表活動に参加しなかったの』と尋ねられて…。その時、これまでとは違う感覚で戦えるのかなと思うようになって、パリ五輪に出場したいと考えるようになった」と振り返る。

今月20、21日には、札幌市で代表戦が2試合組まれた。「自分が日本代表として北海道で試合をするのは初めてになるし、楽しみ」。パリに向かう前に、まずは北の大地に凱旋(がいせん)。地元から、アピールを重ねていく。【奥岡幹浩】

◆町田瑠唯(まちだ・るい)1993年(平5)3月8日、北海道旭川市生まれ。札幌山の手高3年時に高校3冠を達成。11年に富士通加入。16年リオデジャネイロ五輪、21年東京五輪代表。ポジションはポイントガード。162センチ、57キロ。

<展望>世界ランキング1位の米国は、団体競技での五輪単独トップとなる8連覇が懸かる。長年けん引してきたスチュワートに、攻守での活躍が期待される。日本の初戦はその米国。目標とする金メダルへ勝利で勢いづけたい。2位中国はWNBAでもプレーする韓旭が軸。3位オーストラリアも侮れない。