ホンダワークスチームの「Team HRC with日本郵便:高橋巧/ヨハン・ザルコ/名越哲平組」が3連覇を果たした。高橋は宇川徹と並んでいた鈴鹿8耐最多優勝記録を塗り替える6勝目に到達した。ホンダ勢は通算30勝目となった。

Team HRCは最終スティントでピットストップが審議対象とされ、40秒ペナルティーの加算を科されたが、50秒以上のリードを築けており、チームも最終ライダーの高橋にペナルティーのことを知らせず、泰然自若とした優勝劇だった。

8時間での周回数220周は、2002年に加藤大治郎/コーリン・エドワーズ組、玉田誠/岡田忠之組、アレックス・バロス/武田雄一組が記録した219周を更新する最多記録となった。

ポールポジションスタートの「YART-YAMAHA」は2位。

「Yoshimura SERT Motul」が3位。ポップ吉村の愛称で知られる吉村秀雄氏が福岡でヨシムラモータースを立ち上げた1954年から今年で70周年となる記念の年に、チームに花を添えた。

外国車による鈴鹿8耐初優勝を狙った「DUCATI Team KAGAYAMA」は惜しくも表彰台に届かなかったが、今後に展望を開く4位だった。

レース後のインタビューで、ザルコは「40秒ペナルティーと知ったときは『あーっ…』と思った。優勝が決まったときは、とてもうれしかった。チームメートの2人、おめでとう! 全スティントで素晴らしいパフォーマンスだったよ」と仲間をたたえた。

鈴鹿8耐6勝目を挙げた感想を聞かれた高橋は「イエス! ベリーハッピー! あぁ………」と言葉に詰まっていた。