3月の世界選手権銅メダルの千葉百音(もね、20=木下グループ)が今季2戦目に臨み、SP73・11点で好発進した。今大会から昨季の演目「ラストダンス」に戻した中、生き生きと演じきり、自己ベスト(73・44点)に肉薄した。

緊張の面持ちだったが、冒頭のフリップ-トーループの連続3回転を決め、ダブルアクセル(2回転半)を決めると笑顔が咲いた。演技後半の3回転ルッツも着氷。見せ場となるステップシークエンスも最大レベルの4を獲得した。得点を確認すると安堵(あんど)の表情を浮かべた。

「去年より魅力的でチャーミングなプログラムにしたいと思いが強かった。それで勝手にプレッシャーを感じていたが、練習通りのジャンプができれば、お客さんも楽しんで盛り上がってもらえると思っていた。その第一段階が今日はしっかりできた」

今季初戦だった8月のサマーカップでは新演目「Sakura(Version for Orchestra)」を演じたが、2つジャンプで転倒して60・60点となっていた。初心に戻り、順調な調整ぶりを披露。「練習の時のような余裕のあるジャンプじゃないところもあったが、場数も踏みながら、新しいラストダンスをつくりあげていけたら」と話した。

フリーは6日に実施。「国際大会初のロミオとジュリエットになる。足を信じて1本1本、丁寧にジャンプを跳べたら」と意気込んでいた。