世界ランキング6位のバレーボール男子日本代表が18日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で、9月4日に福岡・北九州市立総合体育館で開幕するアジア選手権に向けた練習を公開した。

主将の石川祐希(30)は、ネーションズリーグ(VNL)から抱えるコンディションの問題について「練習はできたり、できなかったりという状況だが、大きな問題ではない」と強調。直前の鹿児島・薩摩川内合宿では「半分くらいは練習して、半分はできていない。調整という感じ」と明かし、この日もボールを使った練習には参加しなかったが、本番へ向けて状態を上げていく構えだ。

2連覇を目指す大会では、優勝国に28年ロサンゼルス五輪(オリンピック)の出場権が与えられる。「プレッシャーはないですけど、負けたら終わりという状況はある。かかっているものが違う」と受け止めた。

優勝争いでは中国、イラン、カタールを警戒する。「彼らも欧州のチームと戦うより、このアジア選手権で五輪出場権を獲得する確率の方が高いと思っているはず。間違いなく勢いをぶつけてくると思います」と予想。その上で「まずは自分たちのバレーをやり切ることが一番重要。絶対に出場権を取り切る準備をしている」と力を込めた。

本番2年前に切符を得られれば、他国より余裕を持って強化を進められる。それでも、先々の利点より目の前にある好機への思いが強い。「準備のために取るというより、今チャンスがあって、取り切れる状態にいるので、そこで取り切りたいという思いの方が強いです」と言い切った。

VNLでは1次リーグを史上初の12戦全勝で首位通過。最終的に4位でメダルには届かなかったものの、選手層の厚さを示した。「チーム全体の力は毎年上がっている。今季はそれが結果として目に見える形で現れることが多かった」と実感を口にした主将。「VNLで良かったことは全くアジア選手権には反映されない。アジア選手権で勝つためだけの練習をすることが必要」と引き締めていた。