世界ランキング6位のバレーボール男子日本代表が18日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で、9月4日に福岡・北九州市立総合体育館で開幕するアジア選手権に向けた練習を公開した。
同大会で頂点に立てば、28年ロサンゼルス五輪(オリンピック)の出場権を獲得できる。72年ミュンヘン大会以来の五輪メダルを目指す日本にとって、本番2年前に切符を手にできる大きな機会。ロラン・ティリ監督(62)は「間違いなくアドバンテージにつながる。ゆっくりと五輪に向けて準備ができるし、出場権を獲得できなければ、また枠争いやランキング争いに巻き込まれながら戦うことになる」と、その重要性を説いた。
今季のネーションズリーグ(VNL)では、1次リーグを史上初の12戦全勝で首位通過。準々決勝でも中国を破ったが、準決勝で米国、3位決定戦でスロベニアに敗れ、2大会ぶりのメダルを逃した。それでも、指揮官は「VNLは過去です」ときっぱり。「トップスポーツの世界では、過去に成し遂げたことは全てカウントされないものだと認識している。次に来る試合は未来のもので、過去のものではない。過去にどれだけ成し遂げたとしても、それはただの過去」と前を見据えた。
2連覇を目指す日本は、オーストラリア(同48位)、バーレーン(同44位)、オマーン(同64位)と同じプールAに入った。大会には12カ国が出場し、4チームずつ3組に分かれて1次リーグを実施。全体上位8チームが決勝トーナメントへ進み、イランや中国などが優勝争いのライバルとなる。
石川祐希主将ら数人がコンディションに問題を抱える中でも、不測の事態を支えるのが、B代表も含めた選手層の厚さだ。VNL後の合宿からセッター河東祐大、ミドルブロッカー西川馨太郎が合流。「B代表のレベルが本当に高い。A代表に故障があっても、すぐにBのメンバーに来てもらい、レベルの差がない質の高い練習ができている」と信頼を寄せていた。


