雨と濃霧による天候悪化で中止となった。27日の決勝スタート順位は前日25日のフリー走行のタイム順となり、トヨタ勢は8号車(ブレンドン・ハートレー、平川亮、セバスチャン・ブエミ組)が8番手、7号車(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ニック・デ・フリース組)は13番手となった。ポールポジションはアルピーヌの36号車、GT3マシンで争われるLMGT3クラスはマクラーレンの10号車となった。

3年ぶりの地元優勝を目指すトヨタにとっては、無念の公式予選中止となった。予選の悪天候を予想して前日のフリー走行では1回目からタイムを意識して8号車は1位、7号車は8位につけたが、午後の2回目は思うようにタイムを上げられなかった。中嶋一貴副会長は「セッションができず残念です」とため息をついた。

昨年までのマシンを大幅改良をして迎えた今季、プロトタイプカーらしいデザインで、空力性能も向上した。4年ぶりにル・マン24時間レースを制し、メーカーのマニュファクチャラー部門でトップ、ドライバーズ部門でも7号車がトップと同ポイントの2位で富士に帰ってきた。スタート順位では上位を逃したが、ライバルのBMWは14番手スタート、ドライバーズ部門トップのBMW20号車は17位で優位に立つ。

平川は「厳しい順位だが、いいレースをしたい」、小林は「晴れになると厳しいが、雨は悪くない。富士はル・マンに次ぐ第2の目標。そんなに簡単ではないが、しっかり順位を上げることができれば」と諦めてはいない。地元の声援の後押しを受けて午前11時のスタートを待つ。