熱いプレーは恩師にも届いた。日本代表の高校時代の恩師たちが、歴史的勝利を挙げたアイルランド戦で「心が揺さぶられた瞬間」を振り返った。
▽春日丘高・宮地監督(フランカー姫野) テレビで見ましたが、試合終盤の防御でボールに絡みきったところは持ち味が出ましたね。祝福のメッセージを送ったら、今朝に「本当にいいチームで、気持ちよくやれています」と返ってきました。堂々としていて187センチよりも大きく見えます。
▽鹿児島実高・富田監督(CTB中村) 福岡選手のトライの起点になったり、ゴール前の1対1であおむけに倒したタックルはしびれました。亮土はなかなか目立たないですが、ラグビーを知っている方なら気づく活躍だったと思います。地元は「亮土、亮土」という感じでした。
▽日本文理大付高・染矢元監督(プロップ具) スクラムに加えて、運動量の多さに驚きました。何度もタックルして起き上がり、デニー(呼び名)の成長を感じました。高校時代には雄たけびを禁止していましたが、雄たけびから死に物狂いで戦う姿が伝わり、涙が止まりませんでした。
▽東海大仰星高・土井前監督(FB山中) 現地で見ていて涙が止まらなかったです。日本ベンチ前で見せたタックル、昔の亮平だったら抜かれていた。帰ったらテレビでノーサイドの瞬間、飛び出していく映像が流れました。あいつがこんなにニコニコしているのを見たことがなかったです。
▽札幌山の手高・佐藤監督(フランカー・リーチ) 膝下へのタックルが良かったですね。あれがあいつの原点。みんなに勇気を与えたと思います。試合後の振る舞いも素晴らしかった。すぐに相手をたたえたり、記者の方のレコーダーを自分で持ったという記事も読みました。高1の時、みんなのジャージーを持って歩いている姿を思い出し、ぐっときました。
▽桐蔭学園高・藤原監督(FB松島) 後半FBに入り、インゴール付近から個人技で相手を抜き、キックで陣地を回復した場面は幸太朗らしいプレーでした。チームを救うビッグプレーだったと思います。試合は、練習を早めに切り上げ、部員たちと見ました。「この人すごい」という部員たちの目も印象的でした。
▽国学院栃木高・吉岡監督(SO田村) 逆転トライで2点差になった後のキックが田村らしかったですね。左隅の難しい角度は、数々の大きな試合で入れてきた。一緒に試合を見ていた生徒に「これは絶対に決めるよ」と言いました。本来のひらめきのプレーはここから。あいつは、まだまだこんなもんじゃないですよ。
▽新潟工高・樋口監督(プロップ稲垣) 前半に相手ボールのスクラムを押し込んで反則を誘った時、4年間の進化を感じました。あのアイルランドを粉砕ですよ。試合後の涙は、努力している証でしょう。稲垣らしいです。2位通過を見越して買った準々決勝のチケットを買い直したいです。



