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  インタビュー<日曜日のヒロイン>
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第434回    原田夏希  
2004.10.10付紙面より

原田夏希
写真= 7月に20歳になったと聞いて、大人っぽい写真でも撮ろうかな、なんて思っていたら…。ファインダー越しに見る夏希ちゃんはひたすら笑って、しゃべって、底抜けに明るくって。そこで、方針変更。インタビューで使用した部屋の中では、彼女の元気さは表現できないなと思い、戸外で撮影することにした。連日の収録で疲れているはずなのに、何をするときも屈託のない笑顔で、周りの人を幸せにしてくれる−。そんな彼女の魅力をそのまま写してみましたが、いかがでしょうか?
(撮影・山崎虎之助)

若葉から大木の予感

 明るい、元気、さわやか、頑張り屋…。NHK朝の連続テレビ小説ヒロインの4大条件だが、今度の原田夏希(20)は少なくとも明るさについては歴代屈指かもしれない。モットーは「いいじゃん。楽しければ」。落ち込んだ経験もないと言い切るだけに、オーディション4度落選にも全くヘコまず、5度目に「わかば」を射止めた。視聴率低迷に悩む朝ドラだが、ひょっとしたら、この超ポジティブ娘が救世主になるかも−。


仏像顔の一発芸

 役者と役柄がこれほど一致するのも珍しい。9月27日から始まった「わかば」のヒロイン高原若葉は、阪神大震災で父を亡くしたが、造園家になって被災者の心と街を再生させようと奮闘する女性だ。どん底からの再生、いつも前向き、明るく元気…原田と高原の共通点を挙げればきりがない。あえて違いを挙げると、原田の方が少々おしゃべりということ。それだけ「前向き度」は役柄を上回っているといえる。

 「オーディションはいつも2次審査より先に進めなくて、朝ドラのヒロインは遠い世界に感じました。気づいたら5度目でした」。

 −−落ち込んだ?

 「全然。母から『やめるのはいつでもできる』と言われて『ああそうか』という感じでしたし…」。

 困難を困難と思わず、むしろ楽しんでいるふしがある。過去4回はライバルの歌やダンスに圧倒された。そこで5度目には秘策を用意した。仏像の顔面模写を練習して臨み、特技として披露。応募者1913人の頂点に立った。

 「ボイスレッスンの先生から『一発芸を持て』と勧められたんですよ。大学の図書館でこーんな厚い本を借りて練習しました。怒った鬼の顔、歯をカーッとむき出している顔、穏やかな顔、目が三角で笑っているような顔の4パターン。鏡を見ながら練習して『うん、いける。特技にしよう』って。オーディションで初ネタ公開ですよ。歯をカーッとむき出すのは、ちょっと顔の筋肉が疲れるんですけど」。

 審査員の反応は想像以上だった。取材でも「やってほしい」と頼んだが、逃げの一手。でも「歯をカーッ−」はどうして疲れるのかと聞くと、思わずやって見せようとするあたりが実に素直。

 「いやいや、ここでは非公開ですよ。新聞に掲載されたら恥ずかしい。親にも見せてないのに」。

 中学2年の時、静岡市内で同級生と立ち話をしている時にスカウトされて芸能界に入った。高校と大学進学を条件に両親も了承した。ところが本人はあまり積極的ではなかった。

 「なぜこの世界に入る決心をしたのか思い出せないんです。小学生の時に静岡市内のミュージカルに出演して楽しかったから、そういう世界かなと思ったのかも。当時は具体的な目標はなかったです。入ってから徐々にひかれていったという感じでしょうか」。

 とりあえず事務所に所属したが、高校時代の仕事はCMなど夏休みにできることだけに限定。仕事を本格化したのは明大進学で上京してからだった。

 「上京してからはオーディションの機会が増えました。増えるということは落ちることが多くなったということで…(笑い)」。


悔し涙記憶なし

 ちょっとした言葉が、聞く側をなごませる。「疲れた人々が庭先の緑を見てホッとするように、ヒロインの笑顔を見て元気になってほしい」。これが脚本家尾西兼一氏(49)の願いであり、ドラマのテーマだが、それを地でいっていることは本人も分かっている。

 「私の性格は若葉のまんまです。友だちから『適当だよね』と言われることもあるけど、細かいことを気にしないタイプ。とにかく、いつも元気です。自分が今いる状況に不満を持ったらもったいないといつも考えているから。『楽しけりゃいいじゃん』です」。

 −どういう時にそう感じる

 「体育祭のクラス対抗戦で負けると、友だちはみんな悔し泣きしてたけど、私は全然そういう気にならなくて。一緒にやってきた準備とかそれまでの過程が楽しかったから『いいじゃん。結果はなんでも』と思ってました。落ち込んだり、悔し泣きの記憶はありません。おなかすいたとか、眠いとか、テストの成績が悪かった時くらい。でも、頭の中は、追試をどう逃れるかって方にすぐいっちゃうし。不満は挙げていったらきりがないし、考えないようにしているというか、すぐ忘れちゃうんです」。

 役柄とは対照的に、ドラマの舞台設定は重い。お気楽、明るくだけでは上滑りしてしまう。そこをどう考えているのか。

 「もちろん阪神大震災は経験していません。つらいこと、悲しいこと、大変な苦労がいっぱいあったと思う。だからこそ、はたから軽々しく扱ったりしてはいけないんじゃないかなと思うんです。本当に体験した人しか分からないことがたくさんあるはずだから。若葉は震災を乗り越えたわけではなく、乗り越えようと必死になっている娘。まずはその必死な姿を演じられたらいいと思っています」。


目標は宮沢りえ

 今年20歳。成人したらどうしてもやりたかったことを実践した。

 「選挙に行ってきました。子供のころ投票後の両親に『だれに入れたの』と聞いても『そういうことは人に言わないもの』と言われ、選挙にすごく秘密めいたものを感じたんです」。

 −−どうだった

 「投票後、一緒に行った両親は黙ったまま。何も聞かれない。ああ、これが大人ってことか、責任というものなのかと、じーんと感じました」。

 ドラマでは恋、結婚、出産まで演じる。実生活は?

 「恋人なんていません。まして結婚なんて考えたこともないですよ。理想のタイプは好きになった人がタイプです。でも、見かけじゃなく、一緒にいて楽しい人がいいかな」。

 すぐにウソがばれた。共演したい男優を聞いた時のことだ。

 「レオナルド・ディカプリオと共演したいと報じられたことがあったけど、あれは間違い。共演じゃなくてすごく好きな人の意味。結婚したいくらい好き。なぜ、どこがと聞かれても『全部です。カッコいいから』としか言えません。あっ、さっきの理想のタイプは訂正します。カッコいいに越したことはないです」。

 今は若葉になりきることで精いっぱいだが、目標は宮沢りえだ。

 「演技の奥深さもそうですが、何かの授賞式のコメントがすごい。『これは唯一、掃除しなくてもいいホコリです』。ほかにも『女優はタマネギみたいな素材です』。どうしたらこうした言葉が出てくるのかって感心します。私は女優としてはまだまだこれから。スタッフ、家族など周りに支えられてここにいます。今は若葉と同じように成長できたらいいです」。

 七夕が誕生日。今でも毎年短冊を掲げている。願いごとは「元気でいられますように」。願いは十分にかなっている。


素直で柔らかな気持ち

 若葉の母親を演じる田中裕子(49) 夏希ちゃんは素直でやわらかな気持ちを持っている女の子だと思います。一緒にふざけたり、からかったり、親子で演じるシーンがたくさんありますが、夏希ちゃんはかっこつけないので、楽しいですね。私も一緒に笑っちゃうし、時々泣いちゃうし。まだ、少ししか時間がたっていないけど、一緒にいろんなことを経験していけたらいいなと思ってます。


 ◆わかば 阪神大震災で父を亡くした高原若葉が母(田中裕子)と弟(崎本大海)とともに神戸から母の実家がある宮崎県に避難し、自然と人のぬくもりに触れながら心を再生。「いつか、家族一緒に神戸で暮らしたい」という思いをかなえるために奮闘する


 ◆原田夏希(はらだ・なつき) 本名同じ。1984年(昭和59年)7月7日、静岡県生まれ。明大文学部2年。01年映画「ココニイルコト」でデビュー。モデルとしてポスターやCMなどにも出演。好きなことはおしゃべり。168センチ。血液型AB。


 ◆朝ドラのオーディション NHKは普通、放送開始の約10カ月前から芸能事務所約1500社に応募を呼び掛ける。応募者は約2000人。募集開始から1カ月後に締め切られ、1週間かけて書類選考。約500人が1カ月後の1次選考に進む。4、5次選考まで1カ月ぐらいかかるが、各選考で絞られる人数は秘密。内容は台本を読んだり、演技力、カメラテストなど。選考段階で応募者には、ドラマの内容は一切教えられない。


(取材・中野由喜)

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