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  今、心の診察室では
 

【第84回】

心のリズムを取り戻す特効薬

今、心の診察室では

音楽療法

 ストレスがこうじると「がん」をも引き起こすことは、多くの研究で裏付けられている。そのがん治療にも音楽療法が用いられている。

 「がんの末期患者の方々に残るのは不安と恐怖です。悪い方へと考えてしまう、いわゆる悪循環を断ち切って、生きる希望につなげるのが、音楽。音楽は自律神経をコントロールする道具なのです。脳の視床下部を介して、生命現象の根幹に訴える働きがあるのです」と、初台関谷クリニック(東京都渋谷区)の関谷透院長は音楽療法の良さを説明する。

 人間の感情に直接訴える音楽は、ストレスで乱れた心のリズムを取り戻すにはピッタリ。モーツァルトの曲を聴かせた牛は乳の出が良くなったり、ワインの熟成中にクラシック音楽を流し続けると、ワインがおいしくなるということがあるが、それと同じ状況が人間にも起きているのである。

 それには効果的な音楽療法プログラムが必要だ。第1段階(導入)第2段階(調整)第3段階(導出)に分け、聴く人がどのような精神状態にあるかで、聴く音楽は変わってくる。

 まずは第1段階。「気分が落ち込んでいるときはスローテンポの曲調を。悲しみに沈んでいる人に『元気を出せ!』と励ますのは逆効果だからです。なぐさめるのがいいのです」。イライラして精神が高ぶっているときは、リズムがはっきりとしたロックやタンゴが良い。無気力のときはスローテンポで短調の曲。

 3〜6分聴いたところで、第2段階である調整に。これは10分くらい聴く。「導入で音楽療法が受けられる状態に招き入れ、次にバランスのとれた心の状態をつくります。だから、沈静的な音楽を聞いてもらいます」。

 そして、第3段階である導出へと進む。この段階は現実の世界へ戻すような音楽が選択される。流れるようなメロディー、標準テンポの音楽を、第2段階と同じくらいの時間聴くようにする。これによって情緒の安定が得られるのである。

 ただ、音楽療法で十分注意して欲しいことがある。好きな音楽ばかりを聴くのは、治療でいえば対症療法になっても決して根治療法にはならない。これを認識し、1日1回は素晴しい音楽で精神の解放を。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

クラシック

 音楽療法にはクラシックは不可欠。クラシックそのものが誕生当時から人間の心をなごませる“治療効果”のあることが分かっており、そのように使われてもいた。
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