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  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第77回】

慢性期は補中益気湯や竹茹温胆湯

現代医学が明かす漢方の威力

風邪(5)

 風邪の亜急性期は、普通1〜2週間。柴胡(さいこ)剤をのめば、たいてい3〜4日で治るが、それでも風邪が治りきらないと、もう慢性期と考えられる。実際に、1カ月も2カ月も風邪が治りきらなかったり、中には年がら年中、風邪をひいているような人もいる。

 北海道漢方医学センター付属北大前クリニックの本間行彦院長によると、こういう場合は体力を増強する漢方薬が中心になるそうだ。「ふだん健康な人でも、これだけ風邪が長引くと体力が低下しているのです」。急性期には熱を上げてウイルスをたたき、亜急性期には免疫力を高めてウイルスを排除し、さらに長引いた場合は体力を底上げして風邪を克服するというのが、漢方の基本のようだ。

 慢性期によく使われるのは、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)や竹茹温胆湯(ちくじょうんたんとう)だ。補中益気湯は、病後の体力回復などにもよく使われる漢方薬。本間院長によると免疫を高める作用もあるそうだ。「補中益気湯はとにかく疲れてグダっとしているとき、竹茹温胆湯も似たような作用があるのですが、微熱や、夜、床に入るとセキが出るといった症状が残っている時」にいいそうだ。いずれも、割合体力がない人に向く漢方薬。

 一方、急性期に麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)を服用していたような人も、長引いてくるとこれでは効果がなくなる。こういう人は、桂姜草棗黄辛附湯(けいきょうそうそうおうしんぶとう)が向く。市販されていない漢方薬なので、「麻黄附子細辛湯と桂枝湯(けいしとう)を一緒にのむ」そうだ。

 西洋薬のように症状によって薬を使うのではないので、風邪の症状すべてが一度に良くなるのも漢方薬の特徴。本間院長は証に合わせて何十もの漢方薬を使いわけているが、風邪に限らず、証に合わせて漢方薬を処方すれば、驚くほど効果があるという。風邪の場合、急性期は漢方薬を服用して1時間ぐらいで治ることも珍しくない。そのためにも、漢方の専門医を受診することが望まれる。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

著効例

 本間院長が漢方にのめり込んだのは父親の腸閉塞(へいそく)がきっかけ。老人性の便秘が原因で年に2〜3回腸閉塞を起こした。あらゆる下剤も効果がなく、試しに八味地黄丸(はちみじおうがん)を使ったところ、2日後から毎日便が出るようになり、腸閉塞も起こらなくなった。以来、多くの著効例を経験してきたそうだ。
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