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  この病気にこの名医
 

【第51回】

症状そっくり蓄のう症と誤診も

この病気にこの名医

群発頭痛(下)

 慢性頭痛の1つ、群発頭痛。これほど激しい頭痛はないといわれるだけに、誤診されているケースはないと思いたいのだが、実際には誤診が起こっている。

 頭痛の専門医として有名な東京女子医科大学(東京・新宿区)脳神経センター頭痛外来の清水俊彦講師(46)は次のように言う。「群発頭痛として頭痛の専門医のもとに紹介されてくる患者さんの約50%は蓄のう症(慢性副鼻腔=くう=炎)です。症状がそっくりなのです」。群発頭痛の症状は「どちらか一方の目の奥が激しく痛み、ジッとしていられない」。一方、蓄のう症は「目頭から目の下、そして側頭部にかけて痛む」。そのため目の奥の痛みとも患者は感じてしまう。

 また、三叉(さんさ)神経痛も群発頭痛と症状がよく似ており、「どちらか一方の上顎(あご)から下顎にかけてキリキリ痛む」。専門外の医師から専門医に紹介されると正しい診断のもとに治療が行われるが、さもないと…。「蓄のう症や三叉神経痛などの誤った診断のもとに外科的治療が行われたり、頭痛治療薬のエルゴタミン製剤や鎮痛剤の乱用で、群発頭痛がより悪化しているケースがかなりあるように思います」。

 このようなケースは、頭痛を専門とする医師であれば、まず間違えることはない。が、2次性の群発様頭痛は、頭痛の専門医でも診断が難しい。「脳下垂体腫瘍(しゅよう)にプロラクチン産生腺腫があります。これは群発頭痛と同じような症状が出ることがあります。プロラクチンが高くなっているので内分泌検査をすれば分かりますが、MRI(磁気共鳴断層撮影)検査では造影剤を使わないと分かりません」。

 また、昨年、海外の学会に清水講師が発表して注目を集めた「脳動静脈瘻(ろう)」でも群発頭痛様の痛みが起こる。「脳の動脈と静脈とが癒着して孔(あな)が開き、動脈から静脈に血液が流れる疾患です。これは脳動脈を写し、立体画像の得られるMRA(磁気共鳴血管撮影)検査で発見できました」。

 群発頭痛として治療を受けている患者の中には、ほかの原因のあるケースが少なからずあるように思われる。

 ▼プロラクチン産生腺腫 下垂体腺腫の30%を占めている。ホルモンの1つプロラクチンが多く産出されると女性では無月経になり、乳汁分泌があり、男性ではインポテンツになる。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

◆頭痛の名医◆

 ▽慶応義塾大学病院(東京都新宿区)神経内科・鈴木則宏主任教授
 ▽聖路加国際病院(東京都中央区)神経内科・岡安裕之医長
 ▽杏林大学病院(東京都三鷹市)神経内科・作田学教授
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