18年平昌五輪銅で2大会連続メダルを目指す日本代表のロコ・ソラーレ(日本)が、強豪カナダとの接戦を8-5と制し、今大会初勝利を挙げた。

「カーリング界のレジェンド」と呼ばれるスキップのジェニファー・ジョーンズを擁するカナダから、日本が大きな1勝を手にした。

【敦賀信人】流れ戻した藤沢五月の第7Eラストショット 4人でウエートもコースの幅もぴったり>>

日本は、スキップ藤沢五月が繊細なコントロールで難易度の高いショットを決め、第3エンドに2点を加点するなど、着実にリードを広げた。

2点差と迫られた第9エンドも藤沢のショットがさえ、1点を加えて8-5。最終第10エンドも正確なショットを重ね、藤沢がダブルテイクアウト(相手のストーンを2つ同時にはじき出すショット)を奪うと、仲間から「さっちゃん、ナイス!」の声が飛び出した。カナダの反撃を許さず白星を挙げた。

日本は10日の初戦でスウェーデンに5-8で敗れており、これで1勝1敗の五分に戻した。

吉田知那美は「カナダのチャンピオン、チーム・ジョーンズと五輪の舞台で戦えるのは光栄。それが五輪だなんて、大きな1勝です」と喜んだ。次につながる勝利で、チームの機運も上昇する。

12日にはデンマーク、ROC(ロシア・オリンピック委員会)との2連戦。勝負のカギを問われると、藤沢は「しっかり食べて寝て、寝坊しないで起きることです」とコメントし、「はははっ」と笑った。チームに明るい雰囲気が漂っている。

【カーリング】ロコ・ソラーレ初勝利 第2戦カナダと対戦/ライブ速報>>