初出場の鍵山優真(18=オリエンタルバイオ/星槎)が、日本フィギュア界史上最年少メダリストになった。男子フリー1位で貢献した団体戦で銅メダルを獲得。14年ソチ五輪男子金メダルの羽生結弦(19歳2カ月)や10年バンクーバー五輪女子銀メダルの浅田真央(19歳5カ月)より若い「18歳9カ月」で五輪の表彰台に立った。仲間との記念撮影では笑みがはじけた。

前日は今季世界最高の208・94点をマーク。歴代でも米国のチェン、羽生に続く200点超えで、個人戦でも金メダルを争える立場に昇格した。自信を深めたフリーへつなぐため、まずは中1日で迎えるSPが重要だ。この日は最終グループで公式練習に臨み、4回転-3回転の2連続トーループを美しく決めるなど疲れを感じさせなかった。

団体戦の男子SPで2位だった宇野昌磨も4回転フリップ成功など好調。「頑張ります」と自然体で最終調整を終えた。【木下淳】