ドーピング違反に揺れるロシア・オリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワ(15)が、13日のスポーツ仲裁裁判所(CAS)による公聴会でオンラインで証言すると、APが報じた。

CASのマシュー・リーブ事務総長は、北京で公聴会が始まる30分前に「オンラインで、彼女は証言します。彼女はロシア語で話すと思います。通訳がいます」と、ワリエワが画面越しにCASの裁判官に向けて話す予定であると説明したという。

裁定は14日午後に北京で発表される予定。ワリエワが昨年12月に採取された検体から、持久力アップの効果があるとされる禁止薬物トリメタジジン検出が判明したのは、団体戦金メダル獲得後の8日。ロシア反ドーピング機関(RUSADA)から即時の暫定資格停止処分を受けたが、ワリエワ側が異議を申し立て翌9日にRUSADAが処分を解除。それを不服とし、国際オリンピック委員会(IOC)と世界反ドーピング機関(WADA)がCASに提訴していた。