昨年末のドーピング検査により陽性反応が出たものの、スポーツ仲裁裁判所(CAS)から北京オリンピック(五輪)女子フィギュアスケートの個人戦出場を認める裁定が下ったROC(ロシア・オリンピック委員会)のカミラ・ワリエワ(15)がロシアのテレビ局「チャンネル1」の取材に応じた。

14日に複数の同国メディアが報じたもので、CAS公聴会に出席した状況についてワリエワは「7時間座り(途中)20分の休憩を1回取って、見ていました」と振り返った。

さらに「インスタグラムを開くと、いくつかの良い願いと祈りがあるのが分かります。モスクワでも『カミラ、私たちはあなたと一緒です!』という看板を見たことがあります」とコメント。

「このような困難な時期に、このようなサポートは私にとって非常に重要です。コーチも周囲全体も私を支えてくれる。親しい人は決して私から離れません」と周囲の支援に感謝。

「最近のことは私にとって非常に困難でした、幸せですが、同時に精神的に疲れています。幸福の涙と少しの悲しみがある。五輪に参加し、母国の代表であることは確かにうれしい。可能な限り調整し、良い結果を残したい」と、出場継続が認められたことを前向きにとらえた。