北京オリンピック(五輪)スキージャンプ男子ノーマルヒル競技が6日行われ、小林陵侑(25)が同競技24年ぶりの金メダルに輝いた。
小林と兄潤志郎(30)が幼少から通い、岩手の秘湯としても知られる松川温泉「峡雲荘」を経営する夫婦も、地元の八幡平市から「よくやった」とテレビ観戦しながら大喜びした。
小林きょうだいは長女諭果(27)、三男龍尚(20)のきょうだい4人全員がジャンプ選手。父宏典さん(57)はノルディック距離の選手で、子どもたちにスキーを教えていたとき、長男潤志郎は、ジャンプの方に興味を持った。その影響で、きょうだい全員が同じ競技を始めたという。
峡雲荘の高橋俊彦代表(67)が距離スキーに傾倒していた縁もあって、ジャンプの練習後には宏典さんが子どもを連れて温泉に直行し、疲れた体を癒やした。峡雲荘のロビーには18年のW杯で陵侑が使用したジャンピングスーツが飾られている。高橋さんは「もうね、岩手には大谷翔平もいるけれど、世界的アスリートでは小林きょうだいだっている。八幡平の誇りですよ」と笑顔で語り「潤志郎はおっとりしていて、陵侑はちょっとやんちゃだったかな」と2人の子ども時代を振り返った。
妻孝子さん(63)は陵侑が盛岡中央高を卒業する直前に進学ではなく就職を選んだ際に「オレはこれ(ジャンプ)一本でいく」とジャンプ競技にかける意気込みを耳にしている。その信念が実を結び「よくやった。頑張ったねぇ」と、テレビ画面に向かって何度も拍手を送った。【寺沢卓】




