アルペンスキーの女子回転（座位）で村岡桃佳（25＝トヨタ自動車）は、5位に終わった。

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1回目に53秒44で5位と出遅れ、2回目は52秒10とタイムを縮めたが、表彰台には届かなかった。それでもレース後は「終わったーーっ、という気持ち」と笑顔で両手を突き上げた。

前回の平昌大会に続く全5種目メダル獲得はならなかったが、滑降、スーパー大回転、大回転の3種目で金メダル、スーパー複合でも銀メダルと4つのメダルを獲得。「やり切った達成感と、すごく楽しかったという思いがある。前回1つだった金メダルを、3つ取ることもできた。自分の中ではすごくいい点数をつけられる」と大会を振り返った。

昨夏の東京パラリンピックでは車いす陸上で代表権をつかみ、100メートルで決勝に進出して6位入賞を果たした。「二刀流の集大成」として臨んだ北京パラで見事に結果を出した。冬季パラでの日本勢の1大会金メダル3個は最多タイで、通算4個は最多記録。「5日間のレースを通して一回り成長できたのかなと思います」。村岡の笑顔に充実感がにじんでいた。