村瀬心椛(ここも、17)が女子ビッグエア決勝で銅メダルを獲得した。岩渕麗楽(21)の3回目が終わった瞬間に村瀬のメダルが確定し、実況のTBS熊崎風斗アナウンサー(32)は「冬のオリンピック日本女子、最年少メダリストになりました」と伝えた。

村瀬の3回目が始まると「さあ、メダルは決めた、あとは色」と実況。3回目が転倒となると「転倒があると点数は伸びてきません。ただ、この瞬間、日本の村瀬心椛、銅メダルは決まりました。銅メダル獲得。冬季五輪、日本女子、最年少メダリストの誕生です」。「最年少メダリスト」を強調した際は、声が裏返る場面もあった。

最終結果が出ると、解説の渡辺修一氏も「心椛選手も銅メダル、日本のスノーボードの歴史が変わりました」と声を震わせ「日本選手、みんなが頑張ってベストの滑りを出してくれた。素晴らしかった。感動しました」。岩渕の挑戦にも「だれもやっていないトリプルコークでトライして。ここをメークしていたら結果はどうなっていたか気になるところですね」と続けた。

◆五輪の日本勢最年少メダル 冬季の女子は今回の17歳村瀬が、10年バンクーバー大会銀のフィギュアスケート浅田真央の19歳5カ月を更新。男子は14年ソチ大会スノーボード・ハーフパイプで銀メダルを獲得した平野歩夢の15歳2カ月。夏季の女子は、21年東京五輪スケートボード女子パークで12歳11カ月の開心那が銀メダルに輝き日本最年少メダリストとなった。