スピードスケート男子1万メートルで世界新記録が飛び出た。ニルス・ファンデルプール(25=スウェーデン)が自身が持つ世界記録を2秒21も更新する、12分30秒74を打ち立てて金メダルを獲得した。

空気抵抗が小さく好記録が出やすい高地リンクではない、低地にある北京のリンクでは驚異的な記録。この日のレースを振り返り「すごく気持ちが良かった。(高地リンクの)ソルトレークシティーよりも良い感じがした」と述べた。リンクの感想を聞かれ「レースにとって良い氷だった。製氷師に感謝したい」と語った。

長距離の苦しさについて聞かれると「スピードスケートは苦しくない。苦しさを乗り越えることが魅力だ。今日もとても良い感じだった」と笑顔で語った。【三須一紀】