2連覇に挑んだ小平奈緒(35=相沢病院)がまさかの17位に沈んだ。

敗因はスタート直後。「1歩目の左足を出すときに(氷に)ひっかかってしまった」。まさかの事態。「つまずくということはその時点で、体が対応してなかったということ。ここまで(タイムが)落ちるとは思ってなかった」と38秒09の数字に落胆した。

高木美帆が4組目で37秒12の好タイムを出し、「36秒台だな」と金メダルラインを考えたという。想定から大きく遅れるタイムに、「まったく何もできなかった。悔しいより本当に自分自身にがっかりしている」と心境を述べた。

高木美には「彼女は本当にすごい。歴史の中に刻まれる1つの瞬間だと思う」とたたえた。1000メートルへ向け「覚悟を持ってやり遂げたい」とした。