【ミラノ=木下淳】金メダルが確実視されていた今大会で「世紀の失速」とされたフリー15位、総合8位に沈んだイリア・マリニン(21=米国)が「悪夢後」初の演技を行った。

五輪のフィギュアスケート競技を締めくくるアイスショーに出演。ジーンズにパーカーという、ラフでワイルドな衣装で「FEAR by NF」を舞い、ジャンプは4回転トーループと3回転ルッツを跳んだ。

フィニッシュでは、演出なのか素なのか、涙をこらえているように見えた表情で、大歓声を一身に浴びていた。

本人は男子フリーの後もミラノに滞在。連日、プラクティス(練習)リンクや観客席に姿を見せていた。

世界唯一のクワッドアクセル(4回転半)を含む、全6種の4回転半ジャンプを操るクワッド・ゴッド(4回転の神)。団体で米国の金メダルに貢献した後、個人のショートプログラム(SP)も首位だったが、世界記録を持つフリーで衝撃の15位に沈んだ。

156・33点で、自己ベストの238・24点に81・91点も届かず。合計も264・49点で総合8位。同じく自己記録の333・81点から69・32点も下回っていた。

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