パラトライアスロン(PTS2=下肢障害)の秦由加子(36=マーズフラッグ・稲毛インター)が、ブリヂストングループの全面支援で20年東京の金メダルを目指す。

 12日、都内で同社の会見に出席。今年から義足のゴム製ソールの提供を受けていることを明かした。5月の世界シリーズ横浜大会から使用開始。スタッフと異見交換しながら改良を重ね、義足も膝部分を固定したものに替え、ランニングフォームも一新した。その結果、8日のW杯米サラソタ大会で今季世界大会初優勝。「路面のグリップ力が感動するほど違う。雨の中でも安心して走れる」と新たな武器に感謝した。バイクのペダリングの動作解析でも支援を受け、リオデジャネイロの6位から3年後の頂点を狙う。