“夏冬二刀流”の鉄人が夢の夏冬メダル獲得へ向け、大きな一歩を踏み出した。

 日本パラリンピック委員会(JPC)は9日、平昌(ピョンチャン)冬季パラリンピックのスノーボード代表にリオデジャネイロ・パラリンピック陸上男子走り幅跳び(切断などT42)銀メダルの山本篤(35=新日本住設)を追加発表した。

 山本は昨年1月に「スノーボードで平昌挑戦」を宣言。同7月の陸上世界選手権で銀メダル獲得後はスノーボードのW杯や海外合宿に参加し、本格的に「平昌モード」に入っていた。同9月末には所属先のスズキを自ら退社し、10月から太陽光発電事業を手掛ける新日本住設と20年末までのプロ契約を結んだ。