東京パラリンピック代表に内定している長距離ランナーが快走した。男子5000メートル(視覚障がいT11)で和田伸也(43=長瀬産業)が15分11秒79のアジア新を樹立した。唐沢剣也(26=群馬県社会福祉事業団)も15分13秒14で走り、これまでのアジア記録を上回った。

和田は「コロナで国際大会がない中、1秒でも記録を更新しようと思っていた。大幅に自己新が出てよかった」と満足そうに話し、好記録の唐沢へ「東京パラ本番でも金、銀メダル争いができると思う」とエールを送った。

女子マラソンで代表内定の道下美里(43=三井住友海上)はパラ種目外の5000メートル(視覚障がいT12)で18分48秒96をマークし、自らのアジア記録を更新。「着実に強くなっていると思う。スピードを上げ、マラソンに生かしたい」と力強くコメントした。