グレード4で元JRA旗手の高嶋活士(27=ドレッサージュ・ステーブル・テルイ/コカ・コーラボトラーズジャパンベネフィット)が、出場4選手中トップの得点率65・284をマークした。東京パラリンピック代表を目指す強化指定選手の実力を発揮し、前日の62・833からポイントを伸ばして連勝を飾った。

グレード3では若手のホープ、稲葉将(25=静岡乗馬ク/シンプレクス)が65・834で、グレード2はリオデジャネイロ・パラリンピック代表の宮路満英(63=リファイン・エクインアカデミー/セールスフォース・ドットコム)が64・706で前日に続いて連勝した。

◆パラリンピックの馬術競技 肢体不自由、視覚障がいの選手によって男女混合の馬場馬術として行われる。演技の正確性と芸術性を争い、順位は複数の審判が100点満点で採点し、その平均点(得点率)で決まる。個人戦の規定(チャンピオンシップテスト)と自由(フリースタイルテスト)に加え、団体戦も実施される。選手は障がいの程度によって5つのクラスに分けられ、数字が小さい方が障がいが重い。個人戦はクラスごとに順位を決定する。