日本パラリンピック委員会(JPC)は2日、都内で東京パラリンピック(8月24日開幕)の日本選手団の1次発表を行い、過去最多だった04年アテネ大会の163人を大幅に上回る史上最多221人の選手を選出した。最年長は視覚障害マラソン女子で66歳の西島美保子で、最年少は競泳女子で14歳の山田美幸。日本選手団の河合純一団長は「多様性に満ちた選手団」と話した。

主将には過去4大会で3つの金メダルを獲得している車いすテニス男子の国枝慎吾(37=ユニクロ)、副主将に12年ロンドン大会ゴールボール女子金メダリストの浦田理恵(44=総合メディカル)のベテラン2人が選ばれた。旗手は男女2人で卓球男子の岩渕幸洋(26=協和キリン)と、女子はこれから内定する選手から選定する。現時点でトライアスロンとパワーリフティングなど推薦枠が発表されておらず、今後30人程度の追加が予想されており、最終的に選手の総勢は250人ほどになる見込み。