1972年のミュンヘン大会以来52年ぶりの金メダルを目指すバレーボール男子日本代表が、5日午後1時(日本時間同午後8時)開始の準々決勝で22年世界選手権覇者のイタリアと対戦する。イタリアリーグのセリエA1部で活躍する主将の石川祐希(28)は「とても強い国。こういうチームを倒さないと次には進めない」と、強い覚悟で決戦に臨む。
1次リーグでは、初戦のドイツ戦でフルセット負けを喫して出遅れ、1勝2敗のC組3位。決勝トーナメントに進む8チーム中最下位と苦しんだ。石川自身も米国戦で挙げた得点はわずか5で、唯一奪取した第3セットは大塚と交代してコート外。同戦ではサーブレシーブで崩されただけに「イタリア戦も相手は僕を狙ってくる。その時にしっかり耐えられるようなパフォーマンスをしたい」と逆襲を誓った。
3年前の東京五輪はベスト8で敗退。目標の頂点へ、ここで負けるわけにはいかない。そのために求められることは、「絶対に勝ち切るという強い意志をもって臨むことと、ベストパフォーマンスをすることが重要」と石川。勝てば、メダルマッチが確定する大一番へ、「ここにメダルを取りにきているので、絶対に取りに行く」と言葉に力を込めた。
○…イタリアは、16年リオデジャネイロ五輪で銀メダル、22年世界選手権優勝の実力国。1次リーグでは12チーム唯一の勝ち点「9」を挙げて決勝トーナメントに勝ち進んだ。自国に世界最高峰リーグのセリエAを持ち、選手層の厚さは世界トップクラス。「世界最高のセッター」の呼び声高いジャネッリを中心とした組織力の高いバレーを展開する。205センチの22歳OHミキエレットや、1次リーグ全体5位の54得点を記録したOPロマーノらが攻撃の軸を担う。日本は昨季のネーションズリーグ(VNL)3位決定戦で勝利も、東京五輪では1-3で敗れており、ここ一番での勝負強さは警戒だ。ただ日本にとって吉兆データがある。直接対決では21年6月のVNLから今年のVNLまで3○2→1●3を3度繰り返している。順番では、準々決勝は日本が3-2で勝つターンだ。



