72年ミュンヘン大会以来52年ぶりの金メダルを目指すバレーボール男子日本代表が、76年モントリオール大会以来48年ぶりに4強入りを逃した。

準々決勝で同2位のイタリアと対戦。2-3で逆転負けした。1次リーグ無敗の強豪相手に2セット連取し、第3セットもマッチポイントを握りながら押し切れなかった。

故藤井直伸さんの写真とともに、集合写真を撮る日本代表の選手たちと、ブラン監督(ロイター)
故藤井直伸さんの写真とともに、集合写真を撮る日本代表の選手たちと、ブラン監督(ロイター)

日 本25-20
25-23
25-27
24-26
15-17
イタリア


試合経過

第5セット

日本は3-4から高橋藍がアタックを決めて同点。ブロックタッチを主張した相手のチャレンジは実らず、5-4と勝ち越した。続いて西田が豪快に打ち込んで6-4。7-6からはラリーが続き、最後は中央の小野寺が決めきった。一進一退が続き、12-13から西田のアタックで同点。高橋藍のサーブはネットにかかって13-14。マッチポイントを握られたが、石川のアタックで窮地を脱出。再び石川が相手ブロックを弾き、15-14と勝利に王手を懸けた。だが、小野寺のサーブ失敗で15-15。石川のアタックがブロックに阻まれ、最後はネット際の攻防を押し込まれて大熱戦に敗れた。

日本対イタリア レシーブする石川祐希(ロイター)
日本対イタリア レシーブする石川祐希(ロイター)
バレーボール男子準々決勝 イタリアに敗れ、険しい表情を見せるブラン監督(撮影・河田真司)
バレーボール男子準々決勝 イタリアに敗れ、険しい表情を見せるブラン監督(撮影・河田真司)
バレーボール男子準々決勝 イタリアに敗れ、ブラン監督(左)と握手を交わす高橋藍(撮影・河田真司)
バレーボール男子準々決勝 イタリアに敗れ、ブラン監督(左)と握手を交わす高橋藍(撮影・河田真司)
バレーボール男子準々決勝 イタリアに敗れ、高橋藍を抱きしめるブラン監督(ロイター)
バレーボール男子準々決勝 イタリアに敗れ、高橋藍を抱きしめるブラン監督(ロイター)

第4セット

日本は序盤から追う展開となったが、4-7から高橋藍がバックアタック。続く攻防も味方の好レシーブ後に決めきった。10-14からは相手がキックも用いて粘ったボールを高橋藍が決めきり、さらにはサービスエース、石川のアタックで1点差。18-19からブロックタッチのチャレンジ成功で追い付いた。20-20から高橋藍のサービスエースで勝ち越し成功。3連続失点で流れを手渡したが、22-24の土壇場から石川が決めきり、相手のアタックが外れて同点。意地を見せたものの、最後は高橋藍のバックアタックがブロックにかかって24-26で奪われた。

第4S、ポイントする高橋藍(左)ら日本代表(撮影・河田真司)
第4S、ポイントする高橋藍(左)ら日本代表(撮影・河田真司)
日本対イタリア ポイントを挙げほえる西田有志(AP)
日本対イタリア ポイントを挙げほえる西田有志(AP)
日本対イタリア 客席で応援する古賀(中央)ら女子日本代表(撮影・河田真司)
日本対イタリア 客席で応援する古賀(中央)ら女子日本代表(撮影・河田真司)
日本対イタリア 必死のレシーブを見せる石川祐希(ロイター)
日本対イタリア 必死のレシーブを見せる石川祐希(ロイター)
日本対イタリア ガッツポーズする高橋藍(ロイター)
日本対イタリア ガッツポーズする高橋藍(ロイター)

第3セット

日本は山内が中央を打ち抜いて先制。1-1から石川のスパイク、3枚ブロックでの得点で3-1と流れをつかんだ。11-9からは石川のバックアタックで3点差、激しいラリーの攻防から高橋藍が決めきって13-9とした。13-12となり西田が2連続得点。17-15からは高橋藍のバックアタックなどリードを守る。だが、イタリアのチャレンジ成功など追い上げを受けて20-20。そこからも石川のバックアタック、高橋藍のスパイクなどで先手を打ち、22-21からは石川がスパイクを決めた。24-21とマッチポイントを握るが、4連続失点。石川のスパイクで25-25と持ちこたえたが、最後は押し切られて25-27で落とした。

日本対イタリア ポイントを挙げほえる高橋藍(AP)
日本対イタリア ポイントを挙げほえる高橋藍(AP)
日本対イタリア ポイントを奪った高橋藍は両手を広げて喜ぶ(ロイター)
日本対イタリア ポイントを奪った高橋藍は両手を広げて喜ぶ(ロイター)
日本対イタリア 笑顔を見せる山本智大(AP)
日本対イタリア 笑顔を見せる山本智大(AP)
日本対イタリア 日本ベンチには藤井さんの写真が置かれている(撮影・河田真司)
日本対イタリア 日本ベンチには藤井さんの写真が置かれている(撮影・河田真司)
日本対イタリア マッチポイントを迎え笑顔の日本ベンチ(ロイター)
日本対イタリア マッチポイントを迎え笑顔の日本ベンチ(ロイター)
日本対イタリア ほえるミキエレット(左)とジャンネリ(ロイター)
日本対イタリア ほえるミキエレット(左)とジャンネリ(ロイター)

第2セット

序盤は一進一退の攻防を繰り広げ、6-6から西田がフェイントで勝ち越し点。石川がサービスエースで8-6とリードを広げる。だが10-9からの3連続失点など追う展開となり、相手のサーブに苦しむ。13-17から一気に4連続得点で同点。そして石川のサービスエースで前に出た。その後再び追う展開となったが、22-23から西田が軟打で同点。さらに山本の好レシーブからつないで、石川のスパイクでセットポイントを握った。最後は石川が相手のブロックアウトをとり、2セット連取した。

日本対イタリア ブラン監督の指示を聞く選手たち(AP)
日本対イタリア ブラン監督の指示を聞く選手たち(AP)
日本対イタリア ポイントを決めほえる石川祐希(ロイター)
日本対イタリア ポイントを決めほえる石川祐希(ロイター)
日本対イタリア ポイントを決めほえる高橋藍(ロイター)
日本対イタリア ポイントを決めほえる高橋藍(ロイター)
日本対イタリア レシーブする石川祐希(左)と山本智大(ロイター)
日本対イタリア レシーブする石川祐希(左)と山本智大(ロイター)

第1セット

日本のスタメンはセッター関田誠大、オポジット西田有志、アウトサイドヒッター石川祐希、高橋藍、ミドルブロッカー山内晶大、高橋健太郎、リベロ山本智大。いきなりサービスエースを決められたが、6-7の場面で石川がブロックアウトや軟打を決めて3連続得点で逆転。12-10では西田がエースを決めてリードを広げると、14-12から西田の強打や山内の速攻、石川のスパイクなど一気の6連続得点で20点に乗せた。西田のブロックアウトでセットポイントを迎えると、最後は相手のサーブがアウトとなり25-20で先取した。

バレーボール男子準々決勝 日本対イタリア 第1S、攻める西田(撮影・河田真司)
バレーボール男子準々決勝 日本対イタリア 第1S、攻める西田(撮影・河田真司)
日本対イタリア 第1S、ブロックする左から西田、高橋健太郎、高橋藍(ロイター)
日本対イタリア 第1S、ブロックする左から西田、高橋健太郎、高橋藍(ロイター)
日本対イタリア 第1S、フェイントを仕掛ける石川(撮影・河田真司)
日本対イタリア 第1S、フェイントを仕掛ける石川(撮影・河田真司)
日本対イタリア スパイクを打つ石川祐希(AP)
日本対イタリア スパイクを打つ石川祐希(AP)
日本対イタリア スパイクを決めほえる石川祐希(AP)
日本対イタリア スパイクを決めほえる石川祐希(AP)

試合前

日本対イタリア 試合前、君が代を歌う日本代表(ロイター)
日本対イタリア 試合前、君が代を歌う日本代表(ロイター)

決勝トーナメント

【イラスト】バレー男子決勝トーナメント
【イラスト】バレー男子決勝トーナメント

イタリアとの対戦成績

【イラスト】男子バレー日本、イタリアとの直近10試合の戦績
【イラスト】男子バレー日本、イタリアとの直近10試合の戦績

バレー男子日本代表の五輪日程

【イラスト】バレー男子日本代表の五輪成績
【イラスト】バレー男子日本代表の五輪成績

バレー男子日本代表五輪メンバー

【イラスト】バレー男子日本代表五輪メンバー
【イラスト】バレー男子日本代表五輪メンバー



関連記事

男子日本さあ運命の準々決勝イタリア戦 難敵相手に勝利導く?吉兆データ

「これからが大事」石川祐希、米国戦反省生かし「強くしてくれた」イタリアと運命の決戦

高橋藍「待つだけ」不振の石川祐希の復調なくして男子バレー52年ぶりの頂点なし

男子日本、米国に3セット目奪い8強進出も1-3で敗れる/ライブ詳細

男子日本初勝利、アルゼンチンに3-1 次戦は米国/1次リーグ詳細

金メダル狙う日本男子、フルセットの末にドイツに破れる/詳細