ロンドン五輪銀メダリスト三宅宏実(30=いちご)が銅メダルを獲得し、重量挙げ日本女子初となる2大会連続の表彰台に立った。
「神」の力も三宅を後押ししていた。競技開始2時間前の日本時間午前4時50分。伯父で東京、メキシコの金メダリスト義信氏(76)は東京・青梅市にある御岳山山頂で、日の出に向かってめいの武運を祈っていた。山頂にあるのは義信氏、義行氏が現役時代の五輪前に訪れ、宏実も今年の元日に必勝祈願した武蔵御嶽神社。「三宅家にとって運がある場所なんだ。状態が悪いと聞いたから何とかしなくちゃいけないと思って」。前夜から山に入り、地球の裏側リオへパワーを送った。「どんなことがあってもスナッチの1本目は失敗してはいけないと話していた。2本失敗し、あの状態で3本目を上げたのは本当に素晴らしい。神様の力がありましたよ」と喜んだ。
64年東京五輪金メダル第1号である義信氏は「20年までやれないことはない。1番もある」と4年後の金メダル第1号を期待する。一方で、33歳まで現役を続けた経験があるからこそ、体力の限界を感じるつらさも理解できる。「集中することが難しくなる。誰もがくぐる門を宏実もくぐりつつある。まずは体をいたわり、それからよく考え、道を選んで欲しい」と優しく話した。【高場泉穂】



