リオデジャネイロ五輪で女子個人種目史上初の4連覇を成し遂げたレスリングの伊調馨と男子グレコローマンスタイルで銀メダルの太田忍が25日、所属するALSOKの東京都内の本社で大会の報告を行い、伊調は「金メダルを守り抜くことができて本当に良かった」と笑顔で話した。

 約300人の社員に迎えられ「自分一人ではここまで来られなかった。私のレスリングを楽しみにしてくれる人がいたから」と感謝した。今大会を集大成と位置付けていたが、今後については「ゆっくり考えたい」と述べるにとどめた。

 初出場で快進撃を見せた22歳の太田は「悔しい気持ちは変わらない。4年後の舞台にもう一度立って金メダルを取ろうという気持ちが強くなった」と決意を新たにした。