東京オリンピック(五輪)の女子マラソンまでちょうど1年となった7日、札幌の本番コースでは男子代表の服部勇馬(26=トヨタ自動車)が試走をしていた。

本番と同じ朝7時にスタート地点となる大通公園に姿を見せた。真剣なまなざしで、黙々と集中していた。しっかりと1年後の大舞台をイメージしているようだった。

終了後、電話取材に佐藤敏信監督は「カーブが多く、きつく、狭い場所もある。特に前半でスローペースになれば、転倒にも気を付けないといけない」と話した。

温帯低気圧による強風で、服部の帽子が飛ばされたという。そんな条件だったが「イレギュラー」とした上で、札幌の気候については「マラソンで20度を超えたら、暑い部類になる。ただ真夏の暑さという感じではない。やっぱり東京とは少し違う」と話した。