日本陸連は21日、来月9日に国立競技場で行われる東京オリンピックのテスト大会の一部出場選手を発表した。

男子100メートルには桐生祥秀(25=日本生命)、小池祐貴(25=住友電工)、ケンブリッジ飛鳥(27=ナイキ)、多田修平(24=住友電工)がエントリーされた。

女子5000メートルには1万メートル五輪代表の新谷仁美(33=積水化学)のほか、広中璃梨佳(20=日本郵政グループ)、萩谷楓(20=エディオン)らが名を連ねた。

世界陸連の「コンチネンタルツアー」の最高位「ゴールド」を兼ねる今大会は格付けが、日本選手権の「B」より高い「A」にされており、順位によって、与えられるポイントも高い。東京五輪の参加資格にも影響する世界陸連のランキングの順位を上げる貴重な機会となる。

実施は男子が11種目で、100メートル、200メートル、400メートル、5000メートル、110メートル障害、400メートル障害、3000メートル障害、走り高跳び、棒高跳び、走り幅跳び、やり投。女子は1500メートル、5000メートル、100メートル障害、3000メートル障害、走り幅跳び、やり投の6種目。男子100メートルは予選、決勝の2ラウンドで争われ、その他の種目は決勝のみとなる。海外のトップ選手も参戦する見込み。

またコンチネンタルツアーとは別に、男子の800メートルなど5種目、女子の100メートル、400メートルリレーなど11種目も、五輪へ向けた運営面のテストを兼ねて実施する予定。