東京オリンピック(五輪)で採用された新種目の3人制バスケットボールで、日本女子が出場枠を獲得した。上位3チームが五輪切符を得る大会の3位決定戦で、スペインを延長戦の末に20-18で下した。

大会MVPには馬瓜ステファニーが選ばれた。

選手や日本協会の三屋裕子会長は、協会を通じて以下のように談話を寄せた。

▽馬瓜ステファニー

「(五輪切符獲得について)鳥肌が立つくらいに信じられない。本当によかった。途中、心が折れそうになったときもあったけれど、みんなで声を掛け合って、最後に勝てた。本当に、言葉では表せないくらいうれしい」

▽篠崎澪

「今大会では機動力を生かし切ることができなかったが、その点をオリンピックに向け、もっともっと磨いていきたい。ミスマッチの攻め方、守り方、リバウンドなど、取り組んでいかなければならないことは山積み。これからさらに改善し、オリンピックでは金メダルを目指したい」

▽西岡里紗

「日本はチーム力で、ディフェンスをしっかり最後まで頑張るのが強み。それをオリンピックでも世界に見せていきたいし、これからさらにディフェンスを強化していきたい」

▽山本麻衣

「相手のウイークポイントを後半に再確認でき、(リードされた終盤も焦らず)1点をしっかり狙っていくことができたことが勝ちにつながった要因だと思う。良かった」

三屋裕子会長

「選手の皆さん、オリンピック出場権獲得、おめでとうございます。厳しい戦いが続きましたが、皆さんが堂々と世界の強豪と戦い、勝ち上がる姿を見ていてとても頼もしく、オリンピックでのメダル獲得にも大きな可能性を感じました。これで4カテゴリーすべてのチームがオリンピックに参加できることになりました。日本バスケットボール界として、本当にうれしく、また誇らしく思います」