菅義偉首相は4日の衆院予算委員会で自民党の下村博文政調会長からワクチン接種に関する質疑に対して「ワクチンはまさに感染対策の決め手となるもの」と答弁した。

国会では連日、東京オリンピック(五輪)・パラリンピック開催の可否に関する質疑が与野党から出ている。菅首相は、これまで「新型コロナウイルスに打ち勝った証し」、「感染対策を徹底して安心、安全な大会の実現」など開催への強い意欲を示している。また「ワクチン接種に頼らない」と、強行開催も辞さない姿勢だが、一方でワクチンを「感染対策の決め手」とするなど、改めて矛盾が生じている。