大阪府の吉村洋文知事(45)は4日、大阪府庁で定例会見を行った。東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が、3日の日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議委員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言したことについて言及した。

吉村知事は「会議における話の長さは、男女に差があるものではないと思う」と述べた。

森氏の発言の真意は分からないとした上で、身近な具体例として、3日に行われた大阪府のワクチン接種の連絡会議を挙げた。「大阪府の健康医療部長の藤井さんは女性で優秀です。要点をとらえて発言される。僕なんか、長いじゃないですか。男女差なんてない」と話した。

さらに「会議の話の長さは会議を取り仕切る人に問題があると思う。取り仕切る人が発言の時間をしっかり管理したり、何のために会議をするのか、目的は何か。主催者が整理して、発言者の発言時間が長くなれば整理する。発言者に問題があるのではなく、主催者に問題があると思っている」と強調した。

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