東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は22日、香川県で17日に行われた聖火リレーで、香川県警の30代の男性警察官が、新型コロナウイルス検査で陽性となったことを発表した。組織委によると、聖火リレー関連での感染判明は初めてだという。

県警によると、警察官は17日、直島町で車両の迂回(うかい)誘導など交通整理を行っていた。休みだった18日に37・8度の発熱があり、PCR検査を受け21日に陽性と判定された。警察官は屋外ではマスクを着用しており、観覧者やランナーとの距離は確保されていたという。同僚などを含め濃厚接触者がいるかなどは調査中で、保健所からの指示を待っているという。

組織委は「保健所等の指導の下、感染拡大の抑止に努めるとともに、安全安心な聖火リレーの実施に向けて必要な対策を講じて参ります」とコメントした。【沢田直人】