日本ゴルフ協会(JGA)は31日、オンラインで会見し、東京オリンピック(五輪)ゴルフ競技日本代表のユニホームを発表した。男女とも5種類で、大会の4日間と練習ラウンドで、それぞれ異なるウエアを着用予定だという。

色は白との組み合わせで、日の丸をイメージした赤、日本の自然をイメージした海の水色、桜のピンクなどになっている。丸山茂樹ヘッドコーチは「正直、かっこいい、かっこよくないは非常に大きなポイント。かっこよければ気持ちも高揚してくる。ユニホームは非常に大事」と力説。会見の司会を務めたJGAの山中博史専務理事から、16年リオデジャネイロ五輪を引き合いに「前回は、あまりかっこよくなかったという意味でしょうか」と振られると、丸山ヘッドコーチは「はっきり言ってそうです」と話し、笑いを誘っていた。

キャディーバッグも、前回五輪でデザインが良かったアルゼンチン、メキシコ、スウェーデン代表のものなどを参考にしたという。丸山ヘッドコーチは「デザインは非常にこだわりましたけど、かといって重くなったわけではない」と、ユニホームと同様に機能性の良さだけでなく、選手にとって、モチベーションの上がるものになったと自信をのぞかせた。

今回のユニホームは、ウエアがデサント、キャディーバッグやかさなどがダンロップ、シューズがアシックスが担当したという。現時点で全社ではないが、日本代表選手が着用するもののレプリカの販売も計画されているが、詳細は未定だという。

また、東京五輪でメダルを獲得した際の報奨金も発表された。日本オリンピック委員会(JOC)などとは別に、ゴルフ競技の関連団体から男女ともメダル獲得選手には、金は2000万円、銀は1000万円、銅は600万円が支給される。いずれもリオデジャネイロ五輪の際の2倍となった。