安倍晋三首相が国際オリンピック(IOC)のトーマス・バッハ会長と24日午後8時から行う東京オリンピック(五輪)の延期協議で、日本側が提示する開催時期案に、21年春も浮上していることが同日、分かった。猛暑での開催を避けることが狙い。

この日の協議で五輪史上初の延期が決定する見込みだが、その場合は、26日から福島でスタートする聖火リレーはいったん、中止することも判明した。大会関係者によると、延期した場合の新たな開幕日が決まった時点で、もともと計画していた121日間の聖火リレーを実施したい考えだという。