橋本聖子五輪相(55)が12日、閣議後会見で、国際オリンピック委員会(IOC)のコーツ調整委員長が「再延期プランはない」と発言したことについて「来年の大会成功に向けた強い決意が示されたもの」との見解を示した。一方で、再延期がなければ中止を暗に示しているとの見方もできるのではとの質問には「再延期がなければ中止、という発言は聞いておりません」とした。

橋本氏は以前、開催条件について「ワクチンが条件ではない」と話した。「ワクチンだけでなく、治療薬もしっかりと開発されていくべきだという考え方がある」とした上で「これから日本だけでなく、世界がどのような状況になっていくかを注視しなければ、今の段階ではめどが立てられない、と思っています」と、現段階では状況を見守る構えを示した。