スポーツの国内競技団体(NF)が5日、オンライン会議を開催。新型コロナウイルスの影響下で、多くの課題を抱える大会開催、財政、強化活動などの意見交換を行った。日本トライアスロン連合、日本セーリング連盟、日本フェンシング協会の3競技団体が音頭を取り、各競技団体に呼びかけ、この日は夏季・冬季オリンピック(五輪)の29競技団体を含む33競技団体に日本オリンピック委員会(JOC)、日本スポーツ振興センター(JSC)がオブザーバーとして参加した。

会見を行った日本トライアスロン連合の大塚真一郎専務理事が「このような状況下で、NFがしっかりと連帯したい。ソリダリティー(連携)が趣旨」と、会議の目的を説明。新型コロナウイルスの感染拡大で、どこの競技団体も先行きのめどが立たず、「東京五輪の後に財政の危機があると思っていたら、五輪前に危機が来た」といった切実な意見も出たという。

また、大会を開催するガイドラインの作成、それに伴うPCR検査、補助金の活用方法など、情報の共有を行い、今後に生かしていくことを確認した。また、今後は、先進的な運営をしているNFを講師に、勉強会などを考えているという。