国際オリンピック委員会(IOC)のディック・パウンド委員(カナダ)が、新型コロナウイルスの影響で今夏の東京オリンピック(五輪)が開催されるか保証はないとの見解を示したと英BBC放送(電子版)が7日、伝えた。IOCで最古参委員のパウンド氏は「私は確信が持てない。誰も語りたがらないがウイルスの急増は進行中だ」と述べた。

緊急事態宣言の再発令を受け、取材に答えた。東京五輪・パラリンピック組織委員会は、必要な準備を進めるとしている。

また、パウンド氏は改めて選手へのワクチン接種が優先されるべきだとの考えを示した。事前のワクチン接種が選手の日本入国の条件となる可能性にも言及した。(共同)