東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の新会長に橋本聖子五輪相(56)が選ばれたことを受け、「候補者検討委員会」で委員長を務めた御手洗冨士夫名誉会長(85)が18日、都内で会見し、決定の経緯を説明した。

16日の初会合では、国際経験や知名度など5つ資質を決めた。17日の2回目の後、御手洗名誉会長が「(午後)6時くらい」、電話で打診をした。今日18日の昼12半頃に「成功のためにポジションをお受け致します」と、受諾の連絡があったという。

「候補者検討委員会」の中では、9人の候補が挙がった。他の候補者については「人権問題になる」と公表は控えた。最終的には「全員一致」で橋本氏の推挙が決まったという。会合の中では、元アスリートの委員を中心に「熱のこもった話で盛り上がった」と明かし、御手洗名誉会長も「アスリートの人にとっては理想の人」と評した。