東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会が、東京五輪の観客数を上限1万人に絞る再抽選の結果通知を、予定していた今月6日未明から延期する方向で検討に入っていることが1日、分かった。
6月21日の5者協議で、いったん五輪の観客数上限が決定。東京都などに出ている「まん延防止等重点措置」が11日に解除されることを前提に「収容定員の50%で1万人」となったが、その後、東京都の新型コロナウイルス感染者数は前週比で増加し続けている。上向かない感染状況を受け、上限数がさらに少なくなる可能性に備えて発表延期を考えている。
重点措置が解除されず延長された場合の観客数上限は、現行の政府のイベント開催制限では5000人。組織委関係者は「上限1万人まで減らした後、再び抽選して5000人にすることは物理的に不可能。チケットホルダーのことを考えても2度は実施できない」と断言し、最終的な政府の基準が定まるまで再抽選の結果発表を先送りする可能性を認めた。
また、菅義偉首相や組織委の橋本聖子会長は無観客について「あり得る」「覚悟」と言及しており、情勢は流動的となっている。
販売済みチケットの再抽選は陸上、野球、サッカーなど8競技と開閉会式の計97セッション(時間帯)が対象。上限1万人の場合、約91万枚が削減される。結果は6日未明、公式チケット販売サイトで発表され「有効(利用可能)」か「無効(利用不可)」と表示される仕組みになっている。無効になった場合、大会終了後に順次返金される。


