日本オリンピック委員会(JOC)は6日、東京五輪日本選手団の結団式を行った。

コロナ禍を鑑みて、初めてオンライン形式での開催となった。都内の会場にはJOC山下泰裕会長(64)、日本選手団の福井烈団長、尾県貢総監督に加えて、陸上男子の山県亮太主将(29=セイコー)卓球女子の石川佳純副主将(28=全農)、女子旗手のレスリング須崎優衣(22=早大)が出席。男子旗手のバスケットボール男子八村塁(23=ウィザーズ)は海外で調整中のために欠席となった。ほかの代表選手はオンラインでの参加となった。

各競技の選手紹介では、画面上にオンラインでつながった選手、監督、コーチの顔が次々と並んだ。

山下会長は「私が幼少期、64年東京五輪でずっとテレビにくぎ付けでした。日本選手が活躍して、日の丸が上がるとこめかみがじんとしたことを今でも覚えている。今回の日本代表の活躍で私のような体験をする子どもたちがいる。胸が高鳴る。夢や希望を伝えることができる瞬間だと思います」とあいさつした。

日本選手団は5日時点で史上最多の582人となっている。